【プロフィール】大学では医療分野で使われる放射線について学んでいた、理系学部出身者。勤務地は東京都で、中野区にある客様先に出向中。
主な業務は某銀行のアプリ開発。エンドユーザーの方々により便利に使ってもらえるように機能を追加したり、その動作が正常かどうかをテストしている。エンドユーザーの情報や操作する時間帯等を考慮し、いかなる条件下でもエラーがないように日々チェック。エラーが見つかった場合には、その修正を行うことも。
趣味は友達と楽しむFPS(ゲーム)。休日には整体に行ってフィジカルを、アニメ鑑賞でメンタルを解きほぐすのも大事な時間。
関東の大学で、医療技術に関する勉強をしていたそうですね。
そこからTECを就職先に選んだ経緯や、入社の決め手を教えてください。
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大学で受けたITの授業が就活の選択肢を増やしてくれた
進学の際は、将来的な職業として医療分野を視野に入れていました。ただ、在学中にITに関する授業を受けて「面白そうだな」と興味を持っていたので、就活時には自然とIT業界にも選択肢に含まれていましたね。
また私は岩手県出身なので、関東と地元のどちらでも働ける職場を探していました。TECは本社を仙台に置き、東京支社(神奈川県川崎市)もある――。自身の希望で職場を選べることを知りこの会社に決めました。
IT職に就いて3年、どんな社会人生活を送っていますか?
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他社との協業で学んだ、コミュニケーションの必要性
TECで働き始めて意外だったことがあります。
入社前には「どの部署に配属されても、仕事はTECのオフィスでTECの先輩たちと一緒に設計やコーディング等をするもの」だと思っていました。でも今私は、自社以外の人ばかりが1000人以上が集まるビルで、他社SEさんたちとひとつのチームとして業務を行うことがほとんどです。これまでに勤務地が東京エリア内で4~5回ほど変わっていて、業務内容もその都度変わります。大変な反面、重要な現場に携わっていることを実感していますね。
その中で苦労していることもあります。チームとのコミュニケーションを上手く取ることができず……、特に1年目は苦労の連続でした(笑)。ソフトウエア開発って個人プレーの要素が多いように見えるかもしれませんが、実際はその逆。コミュニケーション能力がめちゃくちゃ求められると思います。
具体的にどんな苦労があり、どのように克服したのでしょう?
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お客様への〝伝え方〟を模索し、実践し続けた毎日
〝コミュニケーション〟といっても、知識や専門用語への理解力不足が原因になったことはあまりありません。それよりも自分が話したいことが正しく相手に伝わらない、というケースが本当に多かったんです。
まずは先輩の話し方を真似することから始め、結論から話すくせをつけるように日々心がけました。またメールなどの文字に起こすコミュニケーションも重要です。書き方や返信の仕方も上手な人を真似して、書き方のパターンを覚えました。情報や思いがしっかり相手に伝われば、感謝の気持ちがストレートに文字で返ってきます。そういうやり取りを嬉しく感じることが少しずつ増えてきましたね。
他にも、仕事をしながら自分の成長を感じることはありますか?
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困っている人をどうサポートできるか、は経験の差
今の私の仕事は〝経験がものをいう〟んです。例えば先ほども言ったような、複数の会社が集まってチームを作って一緒に仕事を進めているとき。人が入れ替わることも少なくありません。そうすると新しく配属された方は、新しい現場でゼロからそこの業務や進め方を覚えなければならないんです。困ったときに、質問をされることもあります。そんなときに助けてあげられる機会が、ぐっと増えていますね。
私はもともと「周りの人のためになることをしたい」という気持ちが強い方だと思うんです。経験して覚えたことで人を助けられるなら嬉しいし、今後も積極的に伝え、共有・連携していきたいです。
さらに将来的な目標や、携わってみたい仕事のジャンルはありますか?
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大学時代の学びを活かし、もっと人のためになることを
大学で医療機器に関する研究を行っていたこともあり、医療関係の仕事にチャレンジしてみたいですね。患者さんのデータをまとめるシステム等を、作ってみたいなと思います。
やっぱり「人のためになることがしたい」。だからもし、直接患者さんの声を聞くことはないとしても、自分自身が人の役に立っているという実感がより持てる仕事がしたいですね。