【プロフィール】大学では情報処理技術と通信技術等を学んでいた、工学部出身者。
学生時代は数学や物理基礎など、工学部での研究に必要な基本的な授業はもちろん、電子回路やプログラミングの基礎なども履修。
現在は某大学に出向していて、学生たちの入学から卒業に関わる事務業務の効率化をサポート。
システムの稼働維持や業務支援にあたっている。作業をした現場には出身校もあったりして、母校に錦を飾れたことはちょっと感慨深い経験だったりする。
大学時代に学んでいたことが、
今の仕事に役立っていると実感することはありますか?

実践に生きている知識は……専門用語ぐらいかな(笑)
TEC入社時には「プログラミングって、こんなことができるんだな」くらいの知識は持っていたと思います。
ただ、大学で学んだことが直接仕事の役立った経験は思い浮かばないですね(笑)。
人よりも多少専門用語の意味を理解できていたことは、社内外の人たちとのコミュニケーションに役立っていたと思います。
また研究室の先生が厳しく、プレゼンの授業などでは毎回多くの指摘がありました。そういうやり取りへの耐性があったこともよかったことのひとつかも知れません。
今、携わっている業務について教えてください。

システム稼働維持のため、クライアント先に常駐中
今はある大学に常駐していて、学生の皆さんの出欠を管理したり、職員の方々の事務作業を効率化させるシステムの稼働維持を担当しています。
例えば、障害にいち早く対応したり、先方から「こんな機能を追加してほしい」という要望に応えたり。
いつ、誰から、どんなボリュームで作業依頼があるか分からない仕事なので、日々緊張感がありますね。
また稼働維持と並行して、システムを使った業務支援も行っています。履修科目の登録や履修修正の準備、新入生・卒業生の登録など、細かい作業にも対応しています。
トラブルがあれば深夜残業が必要になることもありますが、後に職員の方から「よく対応してくださってますね」と声をかけられることもあり、現場の役に立てていること実感できます。
では反対に、苦労していることはありますか?

頼れるのは自分だけ。鍛えられた〝仕事の仕方〟
今、クライアントに常駐しているTECのスタッフは私だけ。どうしても分からないことが出てきたとき、身近にアドバイスをくれる先輩や上司がいてくれたらなと思うことはありますね。
最近は作業量や難易度も上がってきて、スケジュール通りに進まないことも増えてきました。だからこそ「現場>研修」で身に付いた技術があると思うし、クライアントの前では物怖じしない度胸のようなものも備わってきたと思います。
自分自身でタスクやスケジュールを管理しなければならないので、抜け漏れのない仕事の仕方も自然と考えるようになりました。
やることリストに期限を設けたり、切羽詰まったときにこそ、作業の中に〝選択と集中〟が必要であることも見極められるようになってきた気がします。
今後はTECで、どのように成長していきたいですか?

技術的な仕事を増やしつつ、後輩から頼られる存在に
まだまだシステム開発の経験が少ないので、もっと技術的な仕事を増やしていきたいです。ジャンルにこだわってはいませんが、今携わっている大学関連の業務ができたらベストかなと思います。
それと……、情報系の仕事に関わる人たちってクセが強めな印象があったんですが(笑)。TECに入社して私が配属された部署にはコミュニケーションが取りやすい方ばかり。2~3か月に一度くらいは出向先ではなく本社に出勤する機会があるのですが、そのときに近況報告し合うのが楽しみです。なので自分自身もそういうTECの魅力を引き継ぎ、これから入ってくる後輩にとっての、よき先輩でありたいなと思います。
そんな、これから入ってくる後輩の方々にアドバイスを!

システム開発するなら、Excelをマスターしておくと◎
システム開発に興味がある方なら、まずはExcelの使い方を勉強しておくといいんじゃないでしょうか。
知っておいた方がよいのは、言語よりも「こんなことができるんだ」という総合的な知識。プログラムをどう書くかは、調べれば出てくるもんです(笑)。「できるかどうか分からないから、手作業すること」はいちばんの悪手。
また〝開発〟といっても、その作業の中には設計書や資料を作ることやテストのチェックリスト作成なんかもあります。Excelが使えることはムダにならないので、オススメです。